届いたネイルチップを爪に当ててみたら、なんだか少し大きい。あるいは、爪の端がのぞいて小さい。 結論からいうと、1mm程度大きいなら、両端をやすりで削って合わせられます。小さい場合は直せません。
私はネイルチップを一枚ずつ手作りしていて、サイズの測り方をお伝えするときに必ず「迷ったら大きいほう」と言っています。この記事では、その理由と、大きいときの具体的な削り方をまとめました。
結論:大きいは直せる、小さいは直せない
| 状態 | 直せる? | 対処 |
|---|---|---|
| 0.5〜1mm大きい | ○ 直せる | 両端をやすりで削る(この記事の3章) |
| 1mm以上大きい | △ 限界がある | 片側0.5mm・両側1mmが目安。それ以上は形が崩れるので次回は番号を1つ小さいほうに |
| 0.5mmでも小さい | ✕ 直せない | 爪の両端が見え、浮きやすい。次回は番号を1つ大きいほうに |
チップは「削って小さくする」ことはできても、「足して大きくする」ことはできません。だから測るときは、0.5mmで迷ったら大きいほう(番号がひとつ小さいほう)を選んでいただいています。
「大きい」「小さい」の見分け方
貼る前に、チップを爪に軽く当てて確かめます。見るのは、爪の両端(サイド)だけです。
- 大きい:チップの両端が、爪の脇の指の肉に乗る。押すと肉が白くなる、または中央が浮く
- ぴったり:チップの端と爪の端がそろい、指の肉に乗らない。押しても浮かない
- 小さい:チップの脇から自爪がのぞく。貼っても端がめくれやすい
「中央が浮く」は、大きい場合だけでなく、爪の丸みとチップの丸みが合っていないときにも起きます。その場合はサイズではなく、丸みの問題なので、ぬるま湯に10秒ほどつけてから貼ると馴染みやすくなります。
大きいチップの削り方(3ステップ)
- どちら側がはみ出しているか見る。片側だけなら、その側だけ削ります。両側なら、両側を同じだけ削ると中心がずれません
- やすりを縦方向(根元から先へ)に、一方向に動かす。往復させると縁が欠けやすくなります。目の細かめのやすり(180〜240グリット程度)で、片側0.5mmを目安に
- もう一度当てて確かめる。両端が指の肉に乗らなくなったら完了。最後に削った面をやさしくなでて、ざらつきを取ります
削るのは貼る前です。貼ったあとに削ると、自爪や指の皮膚を傷めるおそれがあります。
削りすぎないための目安
| 目安 | 内容 |
|---|---|
| 削れる量 | 片側0.5mm、両側で合計1mmまで |
| 一度に削る量 | 0.2〜0.3mmずつ。「まだ大きい」を2〜3回繰り返すほうが失敗しない |
| 削る場所 | 根元側から先端まで、まっすぐ同じ幅で。根元だけ削ると台形になり、先端だけ削ると先細りになる |
| 削ってはいけない場所 | チップの先端(長さ調整は別)と裏面。裏面を削ると粘着面が減る |
削りすぎると、今度は「小さい」になり、戻せません。少し大きいかな、で止めるのがコツです。
小さかったときにできること
残念ながら、小さいチップは直せません。できることは2つです。
- その指の番号をメモして、次回は大きいほうの番号で注文する。当店は10本それぞれ別の番号で承っているので、1本だけ番号を変えられます
- 今回はそのまま使う。小さいチップは端がめくれやすいので、粘着テープより接着剤のほうが持ちます。日常使いより、1日だけのお出かけ向きです
当店は、お客様の指に合わせて一点ずつお作りする受注生産のため、サイズ違いによる返品・交換はお受けできません。番号が分からないときは、先にサイジングキットで10本すべてを確かめていただくのが確実です。ぴったりの番号が分かれば、削る手間そのものがなくなります。
この記事のまとめQ&A
ネイルチップが1mm大きいときは?
両端をやすりで削って合わせられます。根元から先へ一方向に、片側0.5mmずつ削り、当てて確かめながら進めます。削るのは貼る前です。
ネイルチップが小さいときは?
直せません。爪の両端が見えて浮きやすいので、その指の番号をメモして次回は大きいほうの番号で注文します。当店は1本ずつ番号を変えられます。
どのくらいまで削れる?
片側0.5mm、両側で合計1mmが目安です。それ以上削ると先端の丸みが崩れるので、次回は番号をひとつ小さいほうにします。
なぜ「迷ったら大きめ」なの?
チップは削って小さくはできても、足して大きくはできないからです。0.5mmで迷ったら大きいほう(番号がひとつ小さいほう)を選びます。
