横幅の番号は合っているはずなのに、貼ると端が浮く。真ん中にすき間ができる。親指だけどうしても馴染まない。 結論からいうと、その多くは横幅ではなく、爪の反り(横カーブ)とチップのカーブが合っていないのが原因です。
横カーブというのは、指先の方向から爪を見たときの弧の深さのことです。人によって差が大きく、とくに親指は平らな方が多い場所です。この記事では、自分の爪がどちらのタイプかを調べる方法と、タイプごとの合わせ方をまとめました。
結論:横幅が合っているのに浮くのは「横カーブ」のずれ
まず、どこが浮いているかを見てください。浮く場所で原因が分かれます。
| 浮く場所 | 原因 | 直せる? |
|---|---|---|
| 中央が浮き、押すとぺこぺこする | 爪が平ら(チップのほうがカーブが強い) | ○ ぬるま湯で馴染ませる・親指ストレート加工 |
| 両端が浮き、めくれやすい | 爪のカーブが強い(チップのほうが平ら) | ○ 中央から端へ圧着する・丸みのある形を選ぶ |
| 根元にすき間ができる | 根元の丸みに沿わせずに置いている | ○ 貼り方で直る |
| 爪の両端から自爪がのぞく | チップが小さい(横幅の問題) | ✕ 直せない。番号を大きいほうへ |
上の3つは横カーブや貼り方の問題なので、手元で直せます。いちばん下だけは横幅そのものが足りていないので直せません。横幅の測り方はサイズの測り方の記事にまとめています。
自分の爪が平らか、カーブが強いかを調べる
調べ方はかんたんで、まっすぐな物を爪に当てて、すき間を見るだけです。定規でも、ポイントカードのような硬めのカードでもかまいません。
- 爪の生え際から先端まではまたがず、爪の横幅をまたぐように、まっすぐ当てる
- 指を目の高さに上げ、指先の方向から見る
- カードと爪のあいだにできる、両端のすき間の深さを見る
| すき間の深さ | 爪のタイプ | 起きやすいこと |
|---|---|---|
| ほとんどない(〜0.5mm) | 平らな爪 | チップの中央が浮く。親指に多い |
| 1mm前後 | 標準的な爪 | 横幅が合っていれば、そのまま馴染む |
| 2mm以上 | カーブが強い爪 | チップの両端が浮く。小指・薬指に多い |
10本すべてが同じタイプとはかぎりません。親指だけ平ら、小指だけカーブが強いという手はよくあります。当店は10本それぞれ別の番号でお作りしているので、指ごとに違っていて問題ありません。
平らな爪(とくに親指)に合わせる
平らな爪には、チップのカーブのほうが強い状態です。中央が浮き、押すとぺこぺこします。このまま貼ると、中央の空洞に力がかかって、数日で根元から外れます。
1.40℃くらいのぬるま湯に10秒ほどつける。チップの素材はわずかに柔らかくなるので、そのまま爪に当てて10秒ほど押さえると、爪の形に近いところで落ち着きます。熱いお湯は変形しすぎるので使いません。
2.中央からではなく、両端から押さえる。中央から押すと空気が端に逃げて、かえって浮きます。両端を先に押さえてから中央へ、が正しい順です。
3.親指は加工でも解決できます。当店には親指ストレート加工(+350円)という有償オプションがあり、親指のチップのカーブを平らめに作り直します。毎回親指だけ浮くという方は、ご注文時にこれを付けていただくのがいちばん早い解決です。
カーブが強い爪に合わせる
カーブが強い爪では、チップのほうが平らな状態です。中央は付くのに、両端が浮いてめくれます。
1.横幅は大きいほうを選ぶ。カーブが強い爪を定規で測ると、弧を上から押しつぶした幅を測ることになるので、実際に必要な幅より0.5mmほど小さく出ます。0.5mmで迷ったら、大きいほうの番号を選んでください。大きいぶんは削れますが、小さいぶんは足せません。
2.丸みのある形を選ぶ。同じ横幅でも、形によって端の角の立ち方が違います。カーブが強い爪には、角のないショートオーバル・ショートアーモンドのほうが沿いやすく、ショートスクエア・ショートバレリーナは角が残るぶん端が浮きやすくなります。
3.端は10秒押さえる。両端を指の腹で1か所ずつ、10秒ずつ押さえます。粘着テープを使う場合は、テープの厚みがわずかなすき間を埋めてくれるので、端が浮きやすい方はテープのほうが向いています。
それでも浮くときに見るところ
カーブを合わせても浮くときは、次の3つのどれかです。
- 油分が残っている:手を洗ったあと、消毒用のアルコールで爪の表面を拭きます。ハンドクリームを塗った直後は付きません
- 根元の位置がずれている:甘皮のきわに合わせるのではなく、甘皮の1mm手前に置いて、根元から先へ倒すように貼ります
- 横幅が小さい:爪の両端から自爪がのぞいているなら、カーブではなく横幅の問題です。この場合は直せません
当店は、お客様の指に合わせて一点ずつお作りする受注生産のため、サイズ違いによる返品・交換はお受けできません。番号に自信がないときは、先にサイジングキット(+330円)でお確かめいただくのが確実です。
この記事のまとめQ&A
爪が平らでもネイルチップは付けられますか?
付けられます。平らな爪はチップの中央が浮きやすいので、40℃くらいのぬるま湯に10秒ほどつけてから、両端→中央の順に押さえて貼ります。親指がいつも浮く方は、親指ストレート加工(+350円)でチップ側を平らめにお作りできます。
ネイルチップの真ん中にすき間ができるのはなぜですか?
爪が平らで、チップのほうがカーブが強いためです。横幅ではなく横カーブのずれなので、ぬるま湯で馴染ませて両端から押さえれば直ります。押すとぺこぺこする状態のまま貼ると、数日で根元から外れます。
ネイルチップの両端が浮くのはなぜですか?
爪のカーブが強く、チップのほうが平らなためです。横幅は0.5mm迷ったら大きいほうを選び、角のないショートオーバルやショートアーモンドを選ぶと沿いやすくなります。両端は1か所ずつ10秒押さえます。
親指だけネイルチップが浮くのはどうしてですか?
親指は10本のなかでいちばん平らになりやすい爪だからです。当店は10本それぞれ別の番号でお作りしていますので、親指だけ番号を変えることも、親指ストレート加工(+350円)を付けることもできます。
